MSP Compression チュートリアル 7
キーイング

チュートリアルを開いて下さい。

MSPオブジェクトはMAXオブジェクトとよく似ています

「キーイング」では、他のサウンドを使ってサウンドの変更を行ないます。(キーイングは、「サイドチェーン・ゲート」と呼ばれることもあります。この場合「キー」は「サイドチェーン・シグナル」と呼ばれます。)これにより、コーラスにドラムのリズムを適用するといったような、いくかの面白い電子音楽的な効果を作り出すことができます。C7mKeying というパッチは、キーイング用に修正されたコンプレッションパッチです。ここでは、それほど多くの変更は必要ありません。まず、単純に、処理されるシグナルからコントロールシグナルを分離し、スレッショルドの所でユニティゲインのトリガを行なっていたスイッチを取り除いています。もう1つの変更点は、計算を行なっているサブパッチ(abitofmath)の中の接続を入れ替えて、ゲインの計算方法(コントロールシグナルとスレッショルドの差)を逆にしていることです。こうして、左のシグナルの増幅値は、レベルからスレッショルドを引いた値に設定されます。コントロールシグナルのレベルがスレッショルドを下回ると、この値は負になり、ゲインを減少させます。

この種のパッチでは、レベルに関して神経を使わなければならない可能性があります。そのため、必要な場合にはさらにブーストを行なうことができるように出力のゲインが提供されています。

この設定では、左チャンネルのシグナルは、右チャンネルにシグナルが存在しない限り通過しません。レシオはコントロールが左チャンネルに対してどの程度影響を及ぼすかを決定します。レシオが 1 : 1 に設定されている場合、全く効果は現れません。レシオが 2 : 1 を超えると、いくらか歪みが生じるかもしれません。スレッショルドはどのくらいの強さのコントロールシグナルによって左チャンネルの入力をオンにするかを決定します。

参照

rampsmooth~ 入力シグナルを平滑化します