オブジェクトルーチン:
obex

object_obex_store

     
  あなたのオブジェクトの obex にデータを保存するために、object_obex_store 関数を使います。
   
  t_max_err object_obex_store(void *x, t_symbol *key, t_object *val);
     
  x あなたのオブジェクトのポインタ。このルーチンはインスタンス化されたオブジェクト上で(言い換えれば、newメソッドあるいはそれ以降で)呼び出され、クラス上で直接(main()の中で)は呼び出しません。
  key 保存されるデータのシンボリックネーム。
  val obex に保存されるt_object *key によって参照されます。
     
 

このルーチンは、成功するとエラーコード MAX_ERR_NONEを返し、失敗した場合には“ext_obex.h”で定義される他のエラーコードの1つを返します。

ほとんどの開発者は、ダンプアウト・アウトレットを obex に保存するという特定の目的のために、このルーチンを使う必要があります(ダンプアウト・アウトレットは、アトリビュートが'get" という問い合わせを受けた際、これに応答してデータを知らせるために使用されます)。このためには、開発者はオブジェクトの newメソッドの中で次のように使用する必要があります。

object_obex_store(x, _sym_dumpout, outlet_new(x, NULL));


object_obex_lookup

     
  obex に保存されたデータの値を求めるために、object_obex_lookup 関数を使います。
   
  t_max_err object_obex_lookup(void *x, t_symbol *key, t_object **val);
     
  x あなたのオブジェクトのポインタ。このルーチンはインスタンス化されたオブジェクト上で(言い換えれば、newメソッドあるいはそれ以降で)呼び出され、クラス上で直接(main()の中で)は呼び出しません。
  key 検索されるデータのシンボリックネーム
  val t_object * へのポインタ。obex から検索されたデータを格納されます。
     
 

このルーチンは、成功するとエラーコード MAX_ERR_NONE を返し、失敗した場合には“ext_obex.h”で定義される他のエラーコードの1つを返します。デフォルトでは、あなたのオブジェクトが持っている t_pacthert_box へのポインタが、キー #P と #B に基づいて、それぞれ obex に保存されています。これらを検索するために、開発者は次のようなことを行なえます。

void post_containers(t_obexobj *x) { t_patcher *p; t_box *b; p = object_obex_lookup(x, gensym("#P"),(t_object **)&p); b = object_obex_lookup(x, gensym("#B"),(t_object **)&b); post("my patcher is located at 0x%X", p); post("my box is located at 0x%X", b); }


object_obex_dumpout

     
  あなたのオブジェクトのダンプアウト・アウトレットからデータを送信するために、 object_obex_dumpout を使います。ダンプアウト・アウトレットは、 object_obex_store ルーチンを使って obex に保存されます(前述)。これは、ほとんど outlet_anything のように使われます。
   
  void object_obex_dumpout(void *x, t_symbol *s, long argc, t_atom *argv);
     
  x あなたのオブジェクトのポインタ。このルーチンはインスタンス化されたオブジェクト上で(言い換えれば、newメソッドあるいはそれ以降で)呼び出され、クラス上で直接(main()の中で)は呼び出しません。
  s メッセージセレクタ t_symbol *
  argc argv の中のアーギュメントリストにある要素の数
  argv メッセージアーギュメントを構成する t_atoms
     
 

このルーチンは、成功するとエラーコード MAX_ERR_NONEを返し、失敗した場合には“ext_obex.h”で定義される他のエラーコードの1つを返します。


object_obex_set

     
  この object_obex_set 関数は現在まだ公開(ドキュメント化)されていません。
   
  t_max_err object_obex_set(void *x, t_hashtab *obex);
     
  x 公開(ドキュメント化)されていません
  obex 公開(ドキュメント化)されていません
     
 

このルーチンは、成功するとエラーコード MAX_ERR_NONEを返し、失敗した場合には“ext_obex.h”で定義される他のエラーコードの1つを返します。


object_obex_get

     
  この object_obex_get 関数は現在まだ公開(ドキュメント化)されていません。
   
  t_hashtab *object_obex_get(void *x);
     
  x 公開(ドキュメント化)されていません
     
 

戻り値はドキュメント化されていません。