イントロダクション

Jitter プログラミングガイドへようこそ. このドキュメントの目的は、Jitter API リファレンスとは異なり、Jitter で使われるオブジェクトをC言語でプログラミングする方法についてのわかりやすい説明を行うことです。そのため、ここでは、APIに関する完全なリファレンスを提供していません(これについては、Jitter API リファレンス を参照して下さい)。また、JitterにおけるJavaやJavascript言語のバインディングも取り上げていません。このドキュメントは、Cプログラミング全般やMaxのエクスターナルオブジェクトの書き方(” Writing External Object for Max and MSP” で解説されています)に関して熟知されていることを前提としています。

The Jitter Object Modelでは、Jitter の柔軟なオブジェクトモデルについての重要で基本的な情報について簡単に述べます。Max Wrappersでは、JitterオブジェクトをMax のパッチャーの中で使用できるようにするための Max ラッパーオブジェクトの書き方について記述しています。Matrix Operator Quick StartおよびMatrix Operator Detailsでは、マトリックスオペレータ(Matrix operator)あるいはMOPsと呼ばれる特別なタイプのJitter オブジェクトの作り方について説明します。OB3D Quick StartおよびOB3D Detailsでは、OpenGL シーンのレンダリングで用いられるOB3D Jitter オブジェクトの作り方を述べています。. Scheduler and Low Priority Queue Issuesでは、Jitter オブジェクトを作る場合に重要なスレッドやタイミングの問題を取り上げています。Object Registration and Notificationでは、jitter オブジェクトの「名前」による登録のしくみについて、また、ユーザによる変更や重要なイベントの発生のクライアントオブジェクトへの通知が、どのような方法で可能になっているのかについて説明しています。Using Other Jitter Objects in Cでは、Javaや Javascript 、パッチャーから行うのと同じように、Cから Jitter オブジェクトをインスタンス化して利用する方法について述べています。最後に、The JXF File SpecificationJitter Networking Specificationには、それぞれ、JXFファイル形式、および Jitter によるネットワーク・プロトコルで必要となるデータフォーマットに関する情報があります。

表示について

オブジェクト名はjit.gl.gridshapeのようにボールド体で表示します。.Max メッセージはread dozer.movのようにイタリック体で表示しています。関数名を文中で扱う場合はjit_object_methodのように bold fixed フォントで表しています。パラメータ名を文中で扱う場合は widthボールド・イタリック体で表しています。文中、のソースコードは、下記のように fixed フォントで書かれています。

t_jit_glue *jit_glue_new(void) { t_jit_glue *x; short i; if (x=(t_jit_glue *)jit_object_alloc(_jit_glue_class)) { x->rows=1; x->cols=1; } else { x = NULL; } return x; }

プロジェクト設定 ( Project Settings )

プラットフォームに特有の開発プロジェクトの設定をここで説明します。

追加のリソース ( Additional Resources )

Jitter での開発に関する多くのトピックスをカバーすることは、このドキュメントの範囲を超えています。開発に関するより詳細な情報を得るために、以下のリソースを参考にすることをお勧めします。

C プログラミング言語

オブジェクト指向プログラミング

デジタルイメージプロセッシング

  • "Handbook of Image and Video Processing", A. Bovik et al. (Academic Press, 2000). ISBN: 0121197921
  • "Digital Image Processing", W. K. Pratt (John Wiley and Sons, 2001). ISBN: 0471857661
  • "Principles of Digital Image Synthesis", A. S. Glassner (Morgan Kaufmann, 1995). ISBN: 1558602763
  • Wikipedia's digital image processing resources

Open GL

Apple および QuickTime

Microsoft: